野生のマナティーと一緒に泳いできた❤
というか、
ガイドさんと一緒にシュノーケリングしながら
マナティを眺めるツアーに参加してきた。
というのも、
先日、
ヨットクラブの巨大な壁に新たに描かれた
マナティの壁画アートを眺めながら
久しぶりにマナティを見たい!
とふと思い、
イルカはよく遭遇するけど
マナティは全然見かけないよね~(:_;)
と思わず言ったら
私の日々の願いを叶えるのが
趣味となっているダーリンが
またもや即効でツアーを予約してくれたから(;'∀')
ツアーはセミプライべートで、
参加者は私たちと
旅行で来ている別カップルの4人のみだった。
実をいえば、
フロリダは今年も暖冬なうえ
すでに初夏みたいな陽気も続き、
水温も上がってきたので、
寒さいに弱いマナティたちが
冬に避寒でやってくる
マナティ名所からどんどん去っていき、
前日にはツアー会社の人から電話で
『マナティは見られないかもしれません( ;∀;)』
という連絡を貰っていた。
でも私たちは、
それなら、カヤックで適当に遊ぶから
大丈夫です❤
と返事して
全然期待もせずに行ったのだけど、
本当に偶然、
その夜から朝にかけて気温がガクっと落ちたので
早朝にツアー会社に到着するなり
『マナティたちが戻ってきたかもしれません!』
と言われて、ワクワクしながらボートへ。
やや温水とはいえ
早朝で寒いし、決してポカポカではないので
ウェットスーツを着て
シュノーケル用具をつけて
マナティを驚かさないように
そ~っと海に入り、
足をバタバタしたり
大声を出すこともダメという指示に従い
静かに水に浮いて
手かきで前進しながら
5人で出発した。
海にはすでに他のツアーで来ている人たちが
静かに水中に浮かんでいた。
で、海に入ったとたん
私は思うように、
うまく進めないことに気づいてしまった。
ダイビングの免許もあり、
昔はカリブやバハマで潜ってたし、
リゾート在歴も長いのだけど、
実は水恐怖症だし泳げない(:_;)
足を使うなと言われてバランスが崩れ、
一人だけ出遅れてしまった。
それにづいたダーリンが戻ってきて
移動のときは引っ張ってくれたものの、
すぐに離れてしまうし、
他の4人がマナテイと遭遇して
静かに喜んでいる姿を
数メートル先に見ながら
あ~、あそこまで行くの、
面倒くさ。
と、
すぐに諦めモードになった私(笑)
で、そのまま
水に顔をつっこんで
マイペースで進むうちに、
ほどなくして
見えてきたのは、
大きな魚の群れ。
あっちにもこっちにも。
すぐそばまでやって来ては、
怯えることもなく群れている。
顔をあげると
シーンとした無の世界。
顔を水中に入れて見ると、
魚でいっぱいの世界。。
パラレルワールドみたい。と
苦笑いしてしまった。
『ない』ように見える現実も
本当は『ある』世界であり、
『叶っていない世界』にいながら
『叶った世界』にいるのと同じこと。
海の中で、動くこともなく
視点(視界)を変えるだけで
世界がまるごと変わってしまう。
それから4人に追いついて
しばらくの間
マナティを探しながら動き回っていたものの、
私より前進するのが速い彼らが
先にマナティを見つけて囲んでるので、
追いつくのがまた面倒になり、
彼らの周辺で一人、
ぷか~りと浮かんで漂っていた。
水の中に顔を入れて、
海底を見つめながら。
その場所に魚は一匹もいなかったけれど、
海底に大きなソファーみたいなものがあった。
眠っているマナティだった。。笑
それが突然目を覚まして
私の真横まで上がってきて
鼻先を空気に出して
ぶは~!!!
と呼吸したかと思うと、
海底に戻っていって
ふたたび居眠りをはじめてしまった。
面白~いと思っていたら、
すぐそばに赤ちゃんのマナティがやってきて、
私の傍で遊んでいる。
なんともいえないマンガちっくな瞳で
こっちをじっと見たり、
顔を近づけてきりして、
あまりの可愛さに卒倒しそう( ;∀;)
そのうちママもやってきて、
私の下でくるりと回転したりして、
母子で戯れてから去っていった。
もっと見たい!
もっと探したい!
と思ったけど、
動かない方がいい、
という閃きが降りてきたので、
ジッとしていた。
すると、
次々にマナティが現れては
巨体をこすりつけてきたり、
さっきの赤ちゃんが戻ってきたり
(別の赤ちゃんだったのかも)
まるで夢の中みたいな時間を過ごすことができた❤
ガイドさんもキャプテンも
『この2週間はなかなかマナティに遭遇せず
しかもこんなにたくさんの
マナティに囲まれることは珍しい!
あなたたちのエネルギーがいいからだと思う❤』
と驚いていたけれど、
ない、ない、ない、
と表面(現実)だけ見ていても
魚たちはちゃんと足元にいた。
コンタクトをしてるので、
水中メガネがなければ
私には見えない世界だけど、
信じても信じなくても、
『在る』ことに変わりない。
そして、
欠乏感から探しに行くかわりに
その場でゆったり楽しんでいたら
ちゃんとマナティたちはやってきた。
という、
絵に描いたような引き寄せを
その場でやっていることに苦笑いしながら
最高の時間を過ごすことができた❤